【自作PCトラブル】起動失敗の犯人はマザボにあらず。社内SEが辿り着いた「10年使える」高コスパ電源の最適解

ガジェットレビュー

自作PCを使っていると、ある日突然やってくる「電源が入らない」「起動しない」という絶望感。皆さんも経験がないでしょうか?

最近、私のメインPCでも「コールドスタート(完全に電源が切れた状態からの起動)で、7割の確率でエラーになり起動に失敗する」という恐ろしい事象が発生し始めました。

「まさか、高価なDDR5メモリが死んだ?それともマザーボードの故障か…?」 最悪のシナリオが頭をよぎりましたが、社内SEとしての意地を見せ、冷静にトラブルシューティングを実施。結果として、意外なところに真犯人が潜んでいました。

今回は、この起動不良の原因究明プロセスと、3連休を利用したリアルなパーツ探しの奔走記をお届けします。

容疑者はArc A750 8Gか、8年モノの老朽化電源か?

現在の私のPC構成は以下の通りです。

ここで疑ったのが、前世代のPCから引き継いで長年頑張ってくれていたAntec製の550W電源(80PLUS BRONZE / 2016-2017年モデル)の経年劣化です。

Intel Arc A750 8Gは非常に面白いグラボですが、起動時や高負荷時に瞬間的な大電力(トランジェントスパイク)を要求するシビアな一面があります。 古い電源の「12V出力上限(504W)」に対し、VGAケーブルを1本から2股に分ける「タコ足配線」で電力を供給していたため、起動時のスパイクに物理的に耐えきれず、電源側の安全装置が働いてシステムが落ちているのではないか、と推測しました。

鮮やかな切り分け:Ryzen 7 7700の内蔵GPUテスト

とはいえ、推測だけで新しいパーツを買うのは三流のやることです。確実に原因を特定するため、「Arc A750 8Gをマザーボードから物理的に取り外し、Ryzen 7 7700の内蔵GPU(iGPU)のみで稼働させる」というテストを数日間実施しました。

結果はビンゴ。 エラーは完全に消失し、何度コールドスタートを試しても順調にOSが立ち上がるようになりました。さらに、これまでグラボのドライバ切り替え時に起きていた細かな不具合も嘘のように解決。

この検証により、「マザーボードやメモリは完全な無実」であり、不具合の真犯人が「老朽化した電源ユニットの容量・配線不足」であることが100%確定しました。DDR5メモリは最近、高価なので壊れてなくてよかった。。。

いざ大阪・日本橋へ!しかし立ちはだかる「令和の現実」

原因が分かれば、あとは電源を新調するだけです。「この3連休中に絶対に直してやる!」と意気込み、自作PCの聖地・大阪日本橋(でんでんタウン)へ足を運びました。

しかし、そこで直面したのは「PCパーツショップの減少」と「押し寄せるインバウンド観光客」という令和の現実です。アニメは好きだけどグッズは買わないのでPCショップ以外はスルーで。

昔のように数多くのショップをハシゴして最安値を探す……というスタイルは難しくなっていました。いくつかのお店を巡り、8,980円という破格の850W電源(COUGAR製)の特価品も発見しましたが、スペックシートをよく見ると「保証が5年」「コンデンサが一部しか日本製ではない」ことが判明。

「今後10年使い回せる耐久性(100%日本製コンデンサ・10年保証)」を絶対条件にしていた私は、安物買いの銭失いを避けるため、妥協せずに手ぶらで帰宅する決断を下しました。

ネット発注の最適解と、明日への期待

徹底的なリサーチの結果、最終的に私が自宅からネットで発注した最適解は「MONTECH CENTURY II 850W」です。

約1万円というリーズナブルな価格帯でありながら、「10年保証」「100%日本製コンデンサ採用」「850W」を網羅したバケモノ級のコスパ電源です。フルモジュラー式なので、愛用しているケースでの裏配線も劇的に改善するはずです。

明日、ついにこの最強の心臓部が到着します。

果たして目論見通り、これでコールドスタート不良は完全に根絶できるのか?それとも別の罠が潜んでいるのか……社内SEのトラブルシューティングは最終局面に突入します。

新しい電源の組み込みと、運命の起動テストの結果は、次回の「後編」にて詳細にご報告します! どうか無事に直りますように……。

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