【解決編】完璧に直ったと思った直後の再起動で…!Arc A750起動不良からの大逆転劇

ガジェットレビュー

前回の検証で、マザーボードや高価なDDR5メモリの無実が証明されました。 綿密な切り分けの結果、コールドスタート不良を引き起こしていた真犯人は、全く別のところに潜んでいたのです。

真犯人は「経年劣化」と「タコ足配線」

トラブルの根本原因は、長年PCを支えてくれた「古い電源ユニットの経年劣化」と、消費電力の大きいグラフィックボードに対する「VGAケーブルのタコ足配線(デイジーチェーン)」による、起動時の瞬間的な電力不足(スパイク)でした。

Arc A750のようなグラボに対し、1本のPCIeケーブルから枝分かれした2つのコネクタを挿す「タコ足配線」は、起動時や高負荷時にケーブルの給電限界を超え、システムを不安定にさせる典型的なNGパターンです。

圧倒的コスパ電源「MONTECH CENTURY II 850W」での大手術

今後10年使い倒せる特効薬として、100%日本製コンデンサを搭載したATX 3.1対応電源「MONTECH CENTURY II 850W」を導入しました。価格ドットコムの電源ユニット人気売り筋ランキングの2位になっています。(2026年3月21日時点)

私のパソコンのマザーボードとケースがMSI製なので、電源ユニットもMSI製の「MSI MAG A750GL」(ランキング19位)も考えたのですが、静穏性とコンデンサの品質が上のMONTECHを選択しました。

1万円台という驚異のコストパフォーマンスを誇るこの電源を使用し、Arc A750に対して独立した2本の太いPCIeケーブルでダイレクトに電力を叩き込む構成へ変更。

物理的な組み込みは完璧。これで圧倒的な安定供給を手に入れた……はずでした。

完璧に直ったと思った直後の再起動で…!魔のBSoD出現

無事にWindowsが立ち上がり、勝利を確信。 古いドライバをクリーンアップし、最新のIntelドライバをインストールした直後、画面に信じられない文字が表示されました。

KERNEL_SECURITY_CHECK_FAILURE

見慣れた、そして最も見たくない魔のブルースクリーン(BSoD)。「電源を交換したばかりなのに!?」と、一瞬目の前が真っ暗になりました。

結論:単なる「ソフトウェアの交通渋滞」

ご安心ください。結論から言うと、これは新しいパーツの初期不良などではありませんでした。

OSの裏側で古い処理と新しいドライバのインストール処理がぶつかったことで発生した、一時的なエラーです。強制再起動を一度挟んだだけであっさりと解消し、現在は拍子抜けするほど完璧かつ安定して動作しています。起動成功率も無事100%に回復しました。

自作PCユーザーへの教訓まとめ

今回のトラブルから得られた、重要な教訓をまとめます。

  • グラボのタコ足配線は厳禁: 補助電源が複数必要なグラボには、必ず電源から独立したケーブルを本数分繋ぐこと。
  • マザボやメモリを疑う前に電源を疑え: コールドスタート時の不安定さは、電源のヘタリや電力スパイクが原因であることが多い。
  • ドライバ更新直後のBSoDは慌てない: ハードウェア交換直後のBSoDは、一時的な競合の可能性大。まずは落ち着いて再起動する。

PCの電源が突然落ちる、起動が不安定だと悩んでいる方は、高価なパーツを買い替える前に、まずはご自身のPCの「配線」と「電源ユニット」を見直してみてください!ここ10数年、会社のPCはほとんどがノートパソコンで、電源ユニットの不具合って経験して来なかったから、不具合発生から今回の解決まで結構な時間がかかってしまいました。まだまだ勉強していかねば。

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