【最終部】数字が全てじゃない!社内SEが導き出した「HR-01」運用という最適解

ガジェットレビュー

こんにちは!『まさやんのガジェットラボ』管理人のまさやんです。 前回の第3部では、本命の1,999円ルーター「Speedway HR-01」がまさかの「下り20Mbpsの壁」にぶち当たり、一般ユーザーには絶対おすすめできないという結論を出しました。

しかし、社内SEとしてのインフラ検証はここからが本番です。カタログスペックや1回のスピードテストの数字だけで機材を切り捨てるのは三流のやること。 実戦環境(通勤電車)に持ち込んで、真の価値を見定めます!

1. 通勤電車での実戦検証。朝のラッシュ時に叩き出された「真実」

まずは、自宅のテストで80Mbpsという爆速を叩き出した300円のジャンク品「Speed Wi-Fi NEXT W03」を通勤のお供に連れ出してみました。

私の屋外でのスマホ用途は、基本的に『ピクミンブルーム』と『YouTube(音声メイン)』をバックグラウンドで同時稼働させながら、ブラウザを見たり、AI(Gemini)とチャットしたりするという、なかなかのマルチタスクです。 W03経由でこれらをこなしていても、スマホ直挿しの時と全く変わらない快適な体感でした。

ふと、「そういえば朝の通勤ラッシュ時って、どれくらいの速度が出てるのかな?」と気になり、満員電車の中でスピードテストを実施してみました。すると結果は……

「下り 10Mbps以下」

……えっ? 自宅での80Mbpsはどこへやら、基地局が混み合う満員電車の中ではあっけなく10Mbps以下に沈んでいました。

2. オフロードの絶大な恩恵。HR-01の「遅いけど安定」が光る

ここで、社内SEの脳内に雷が落ちました。 「あれ? 私の利用用途なら、10Mbps以下でも全く問題なく快適に動くってことか!?」

帯域(土管の太さ)が10Mbpsで十分なら、MAX20Mbpsで頭打ちになる「HR-01」でも完全に要件を満たしていることになります。 しかもHR-01は、速度は出ませんが「Jitter 6ms」という圧倒的な遅延の少なさ(安定感)を持っていました。さらに10年前のジャンク品であるW03と違い、バッテリーの劣化や発火リスクもない「新品」です。

「これなら、通信が安定しているHR-01の方が体感はアップするし、安全なんじゃないか?」

※Jitter(ジッター)とは通信の「不安定さ(遅延のブレ)」を示す数値で、6msという1桁台は 「動画や通信がプツプツ途切れない、回線が極めて安定した状態」を意味します。

翌日、今度は「HR-01」を持って同じように通勤で利用してみました。 結果として「劇的に速くなった!」という体感のアップこそ感じませんでしたが、遅くなった感じや、通信がもたつく感じも全くありません。完璧に裏方として安定稼働しています。

3. ダブルで嬉しい「バッテリー問題」の完全解決

さらに、実戦投入で「2つのバッテリー問題」が見事に解決しました。

1つ目は、ルーター自身のバッテリー持ちです。 1日使って帰宅した時の残量を比較すると、10年落ちのW03は「残り30%」とかなりギリギリまで減っていましたが、新品のHR-01は「残り50%程度」と余裕のスタミナを見せつけました。さすが新品バッテリー!

2つ目は、本命であるメインスマホ(Galaxy Z Flip5)のバッテリー温存です。 普段、スマホ直挿しで「画面オフ(音声のみ)」で通勤した時のスマホのバッテリー残量は約77%。

しかし今回、ルーター経由で「画面をフル稼働(Geminiをガッツリ利用)」させたにも関わらず、スマホのバッテリー残量は81%をキープしていたのです!(検証なのにガッツリ利用してしまった…技術者としては失敗ですね。)

移動中のモバイル通信(基地局探し)というスマホ最大の重労働をルーターに丸投げ(オフロード)する恩恵は、想像を絶するものでした。これで出張時に「重い20000mAhのモバイルバッテリー」を持ち歩く必要もなくなります!

4. W03との決着。「遅い」HR-01をメインに選んだ理由

さて、300円のW03と、1999円のHR-01。私の次期インフラとしてどちらを採用するか。 もうお分かりですね。私の用途(バックグラウンド処理の安定したオフロード)においては、HR-01で運用することに決定しました。

  • HR-01の勝因: 用途に対して十分な速度(20Mbps)、Jitter 6msの超安定感、そして新品バッテリーの安心感。
  • W03の敗因: 満員電車では結局10Mbps以下になる点、SIMを抜くとAPN設定が消えるポンコツ仕様、そして何より「10年前のバッテリー」を持ち歩く物理的リスク。

とはいえ、W03も決して無駄ではありませんでした。 たった300円で「速度の比較検証」という社内SEの知的好奇心を存分に満たしてくれましたし、2日ほど実戦投入して十分すぎるほど元は取れました。 「ありがとうW03。我が家のジャンク倉庫でゆっくり眠ってください(笑)」

5. おわりに:とはいえ、ガジェット好きの血は争えない(笑)

というわけで、2,000円の謎ルーター「HR-01」に手持ちのUQモバイル(30GB)を永久固定し、私の「最高の裏方インフラ」として就役させることが確定しました。 あのピン折れトラップ満載の極悪スロットからは、二度とSIMを抜きません!(笑)

……が! ガジェット好きの悲しい性として、これだけ熱く語っておきながら「もし他に、コスパが良くて、Type-C充電に対応してて、Nano SIMが普通に挿せる面白いモバイルルーターが見つかったら、速攻で乗り換える」ことだけは、ここに宣言しておきます(笑)。

皆さんも、スペックの数字だけでなく「自分の使い方に合うかどうか」で、ジャンクや激安品を飼い慣らしてみませんか? 以上、激安モバイルルーター漂流記でした!最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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